【体験談】子供を授かるまでの過程|不妊治療を経て分かったこと・乗り越えた壁 ⑥ 初めての移植・その結果

目次

■ 初めての胚移植当日|ついに受精卵をお腹に迎える日

ホルモン補充を続けながら子宮環境を整え、

迎えた初めての「胚移植当日」。

これまでの採卵前の自己注射や

頻繁な通院を乗り越えてきたからこそ、

当日は緊張しつつも、

ママ

「やっとお腹に戻せる!」

という楽しみで

ワクワクする気持ちの方が大きかったです。

採卵のときは「針を刺す痛み」に

ビビり散らかしていましたが、

胚移植は採血や採卵のような

激しい痛みはほとんどないと聞いていたので、

心に少し余裕を持って

リラックスした状態で病院へ向かいました。

この日のために、

日々の体調管理もできる限り徹底しました。

・お酒は控える
・できるだけ早寝早起きを意識して自律神経を整える
・腹巻きや靴下で下半身や体を冷やさない
・仕事も家事も無理をせず、ストレスを溜めない

今思うと医学的には

気休めレベルのこと

だったかもしれませんが(笑)、

「自分ができるベストな状態で、

 少しでも居心地の良い子宮に

 受精卵を迎えてあげたい」

そんな祈るような気持ちで

毎日を大切に過ごしていました。


■ 子宮内膜の厚さをチェック

病院に到着すると、

移植の直前にまずは経膣超音波エコーで

「子宮内膜の厚さ」をしっかり測定します。

受精卵が着床するためには、

子宮内膜が十分な厚さ

(一般的には8mm以上が理想的)に

育っているかどうかが極めて重要です。

もしここで内膜が薄すぎると、

移植自体が延期・キャンセルに

なってしまうこともあります。

モニターを食い入るように

見つめながら息を呑む私に、

先生が笑顔で告げてくれました。

医師 「内膜の厚さも十分育っているし、
    形もとても綺麗ですよ!
    予定通り今日移植しましょう」

不妊治療をしていると、

毎回の診察や検査結果の数値ひとつで

天国と地獄を行き来するような

感覚になります。

だからこそ、

「大丈夫ですよ」

という先生のその一言を聞けた瞬間、

胸のつかえが取れて

心からホッとしたのを覚えています。


■ 胚移植は本当に一瞬だった

処置室へ移動し、

いよいよ胚移植のスタートです。

診察台に上がって待機していると、

先生が入って来て

優しく声をかけてくれました。

医師 「処置は一瞬で終わるからね〜!
    全然怖くないからリラックスしててね〜」

さらに、看護師さんからも、

看護師 「今から培養士さんが、大切に育てた受精卵を
     培養室から持ってきてくれるからね」

と説明がありました。

その言葉を聞いたとき、

顕微鏡下で受精させ、毎日温度や培養液を管理し、

命を繋いでくれた培養士さんたちの姿が

頭に浮かびました。

ママ

「私たちが知らないところでも、
 たくさんのプロの手によって
 この受精卵が大切に育てられてきたんだな……」

と、改めて命の尊さと

医療スタッフへの感謝が込み上げてきました。

今回移植したのは、

「4AA」という最高ランクの評価がついた

胚盤胞(受精卵)でした。

モニターには、これから子宮に戻される

丸くて美しい受精卵の写真が

大きく映し出されていました。

移植の処置自体は、

本当にあっという間でした。

消毒などの準備をした後、

髪の毛のように細く柔らかいカテーテルを

子宮口から慎重に通し、

そのチューブを通して

受精卵を子宮のベストな位置へ

そっと戻していきます。

痛みはほとんどなく、

少し子宮の奥がツンと押されるような

違和感がある程度。

採卵のときの緊張感とは

比べものにならないほど、

穏やかな時間でした。

移植後、超音波エコー画面を

指差しながら先生が、

医師 「よし、一番着床しやすい
    すごく良い場所に置いておいたからね!」

と満面の笑みで言ってくれました。

モニターの中で、受精卵が置かれた場所が

白くキラリと光って見えた瞬間、

ママ

「先生、本当にありがとう…!」

と心の中で何度も叫びました(笑)。


■ 胚移植後の不思議な気持ち

処置室を出てリカバリールームで

少し横になって休んでいるとき、

今までに感じたことのない

とても不思議な感覚に包まれました。

もちろん、医学的には

まだ着床して妊娠が成立した

わけではありません。

これから受精卵自らの力で

子宮内膜に滑り込み、

着床してくれるかどうかの

運命の時間が始まります。

それでも、

「間違いなく」

なんだかずっとお腹に手を当てたくなって、

「これが母性ってやつなのかな?」

なんて思ったり(笑)

受精卵に向かって

「頑張れ〜」

と心の中で話しかけていました。

■ 判定日までの2週間は長かった

胚移植後の判定日は約2週間後。

不妊治療を経験した人なら分かると思うけれど、

この期間が本当に長い。

体の変化があるたびに

「もしかして妊娠?」

と思ったり、

「いや、薬の影響かも」

と思ったり。

検索魔になる人も多いと思います(笑)

私も例外ではありませんでした。

■ 初めての胚移植の結果は陰性

そして迎えた判定日。

結果は陰性でした。

もちろん残念ではあったけれど、正直なところ、

「あぁ、そうか」

という気持ちでした。

実は移植後も、

「妊娠したかも!」

という感覚があまりなかったんです。

だからショックが大きかったというより、

「今回はご縁がなかったんだな」

という感じでした。

■ 一回で妊娠できたらラッキーだと思っていた

体外受精を始める前から、

一回で妊娠できたらラッキー。

何回かチャレンジすることになるかもしれない。

そう思っていました。

だから必要以上に自分を責めることもなく、

「よし、次いこう!」

という気持ちでした。

むしろ、

「早く次の移植周期始まらへんかな〜」

「はよ生理来ーい!」

と思っていたくらい(笑)

不妊治療を続けていると、

普通なら来てほしくない生理を待つようになるのが不思議です。

■ 次はいよいよ2回目の胚移植へ

こうして私たちの1回目の胚移植は終わりました。

結果は残念だったけれど、この時はまだ凍結胚も残っていました。

落ち込むというより、

「次こそ!」

そんな気持ちの方が大きかったです。

次の記事では、2回目の胚移植と、

その後起こった出来事について書こうと思います。


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この記事を書いた人

32歳 現在は育休中

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